たくさんマイルをためて海外旅行!皆さん夢見ると思います。
しかし、マイルをためるのはなかなか大変。。しかも空路は主要路線以外次第に減便しています。普段の生活で飛行機を使おうにも、結局新幹線になってしまうことは結構あるのではないでしょうか。
今回は、飛行機と双璧をなす移動手段である新幹線でマイルためる方法を考えてみます。
新幹線でマイルがたまる仕組み
これはいたってシンプルです。航空系クレジットカードで新幹線のチケットを購入すれば、チケット価格分のポイントが付与されます。これをマイルに交換すればいいのです。
しかし、それだけではなかなかマイルはたまりません。もう少し効率よくできないでしょうか。主に以下の方法があると思います。
・新幹線のオンライン予約
プラスEXやスマートEX、EX予約などがこれにあたります。
・新幹線+宿泊が必要な場合
パックツアーをポイントサイト経由で予約する。ANA@ホテルを利用するとANAマイルがたまります。
プラスEX、エクスプレス予約、スマートEXとは?
プラスEX、エクスプレス予約、スマートEX、どれも聞いたことがあるのではないでしょうか。
簡単に言えば、新幹線のオンライン予約サービスです。新幹線のチケットを買うには窓口購入が主流でしたが、最近になってようやくオンライン予約ができるようになりました。その際にクレジットカードを使用することでマイルがたまります。
プラスEX、エクスプレス予約、スマートEXの特徴は、
・24時間365日どこでもオンライン予約可能!(座席指定も可能)
・購入後も発券しなければ直前まで手数料無料で予約変更可能
・キャンセル料は310円
・チケットレスで乗車可能(おサイフケータイ・Apple Pay対応)
プラスEX、エクスプレス予約
プラスEXとエクスプレス予約はもともと別のサービスでしたが、2017年9月2日(土)にエクスプレス予約に統合されました。(プラスEXという名称は残りましたが、サービス内容がエクスプレス予約に統一されました。)
エクスプレス予約は、JR東海エクスプレスカードもしくはJ-WESTカードが必要です。対して、プラスEXでは、下記のクレジットカードが使用可能です。
・JCBカード
・三井住友カード
・UFJニコスカード
・イオンカード
・アメリカン・エキスプレス・カード
・ダイナースカード(三井住友トラストクラブ)
・ENEOSカード(トヨタファイナンス)
プラスEXはさまざまなクレジットカードに付帯できるサービスでしたが、エクスプレス予約に比べて割引額が若干劣るものが多かったです。また、エクスプレス予約は東京~博多間でのサービスだったのに対し、プラスEXは東京~新大阪間でしかサービスを受けられないのが難点でした。年会費は実質値上げでしたが、メリットを享受できる方の範囲は拡大した印象がありました。参考までに、以下が変更点です。
プラスEX→エクスプレス予約
・年会費:540円→1,080円
・東京ー名古屋(普通席):10,680円→10,110円
・東京ー新大阪(普通席):13,940円→13,370円
・新大阪→博多(普通席):非対応→13,240円
・東京→博多(普通席) :非対応→13,000円
・予約人数 最大6名まで
エクスプレス予約は、クレジットカード付帯サービスなので、ANAカード、JALカードももちろん使えます。新幹線もお得に乗れてマイルもたまる、いいとこどりのサービスです。
※JR系カードではないエクスプレス予約の場合、グリーンプログラム(乗車回数に応じてポイントでグリーン車が利用できるサービス)は対象外です。こちらはJR系カードのエクスプレス予約のみのサービスです。
ちなみに自分は、三井住友カードのプラスEXを利用しています。保有カードはANA VISA プラチナカードなので、1000円につき1.5マイルたまります。新幹線のきっぷを購入しても、このマイルが手に入るのはありがたいですよ。
スマートEX
エクスプレス予約と名前が似ていますが、こちらはクレジットカード付帯サービスではありません。どんなクレジットカードでも登録すれば使えます。しかも年会費無料です。
ただし、エクスプレス予約と比較すると、割引額がいまいちです。
普通運賃→スマートEX
東京→静岡 :6350円→6150円
東京→名古屋:11,090円→10,890円
東京→新大阪:14,450円→14,250円
東京→岡山 :17,340円→17,140円
東京→広島 :19,080円→18,880円
名古屋→博多:18,540円→18,340円
割引額が低くても、カードを増やさず登録のみで利用できるのはいいところです。まだ自身では利用していませんが、カードを保有していない方や、学生さんにはおすすめできると思います。逆に、プラスEXを利用しているとサービス内容が重複するので、特にメリットはないかと思います。プラスEXは年会費がかかりますが、年会費分は割引額で十分に元が取れてしまいます。
新幹線も飛行機もお得にと考えると・・・
エクスプレス予約(プラスEX利用)が新幹線をお得に利用し、マイルもためるのに向いています。
なお、JALにはJALカードSuicaがあります。こちらも少しみてみましょう。
JALカードSuica
JALとSuicaの一体型カードです。2018年7月からゴールドカードも追加されました。(公式サイト)
現在は、普通カード、CULB-Aカード、CULB-Aゴールドカードの3種類です。
・JALカードとしての特典はすべて利用可能
これはJALカードなので、当然ですね。他のJALカードと遜色ありません。
・JALマイルとJREポイントがたまる
JALカード利用額に応じてJALマイルとJREポイントがたまります。
JALマイル:200円1ポイント/100円1ポイント(ショッピングマイル・プレミアム利用時)
JREポイント:100円1ポイント
・JREポイントはJALマイルへ交換可能
1500JREポイント→1000マイルで交換できます。
・JALマイルはSuicaポイントにも交換可能
JALカードのSuica特典を利用して1マイル→1Suicaポイントに交換できます。ただし事前申し込みが必要なのと、ポイント受け取りにVIEW ALTTE(ビューアルッテ)という専用ATMが必要です。ビューアルッテは大都市圏のATMには付属していることが多いですが、交換の手間としては、やや不便です。
この方法で、飛行機にあまり乗らない時期が続いても、
JALマイルを利用して、新幹線のチケットをSuicaポイントで購入すること
ができるようになります。ちなみにJGCのJALカードSuicaもありますので、上級会員になっても、恩恵を享受できます。ANAにはSFCカードでSuicaに対応しているものがないので、飛行機も新幹線も利用して出張することが多い方にはJALの方がメリットが多いと思います。
デメリットとして、JCBブランドしか取り扱いがないことです。メインカードとして利用するには、やや心もとないと感じることがあるかもしれません。その場合は、サブで何らかのVISAカードを保有しておくことをおすすめします。
また、すでにJALカードを保有していて、Suica対応のJALカードに変更しようとする場合、別途年会費がかかるので注意が必要です。その際は、更新時期を意識して乗り換えることをおすすめします。
ANA VIEW Suica カード
ANAカードにもANA VIEW Suica カードがありますが、JAL Suicaカードと違ってJREポイントがたまりません。
他のANAカードと同様、三井住友カードのポイントがたまります。
また、ショッピングマイル・プレミアムのような普通カードでも還元率をあげられる付帯サービスもありません。
鉄道と飛行機ということでは、JALカードSuicaの方が便利です。
先ほども記載しましたが、私はANA SFC VISA プラチナカードにプラスEXを付帯して利用しています。ANAカード利用者には、このスタイルの方がやりやすいと思います。
新幹線のオンライン予約が使えなくても
エクスプレス予約などの新幹線予約割引サービスはJR東日本・東海のサービスです。
北海道・東北・秋田・上越・秋田・山形・北陸・九州では残念ながら利用できません。
その際も、窓口購入であればクレジットカードが利用できます。鉄道の窓口に出向く必要はありますが、マイルをためる手段としては根強いです。ぜひクレジットカードを積極的に利用して、無駄なくマイルをためてくださいね。
新幹線+宿泊なら
旅行会社のパックツアーをポイントサイト経由で予約します。こうすることで、パックツアー代金分のマイルと、ポイントサイトで得られるマイルの両方を獲得することができます。
マイルをためるための必須ポイントサイトは以下の通りです。
・ハピタス
・ちょびリッチ
・ポイントインカム
・PONEY
・モッピー
私はメインでハピタスを利用しているので、旅行の計画を立てるときにはハピタス経由で予約できないかを必ず検討するようにしています。宿泊も必要な場合は、価格も高くなるので、還元率をできるだけあげる工夫が生きてくると思います。
まとめ
新幹線の利用でもマイルをためる方法をみてきました。以下のようにまとめました。
・新幹線のチケットはできるだけクレジットカードを利用
・JR東日本・東海エリアではエクスプレス予約の利用
・宿泊も必要なら、パックツアーをポイントサイトで予約
また、あまり飛行機に乗らないときには、マイルを新幹線の代金に充てる方法も一応用意されていました。
ぜひ効率よくマイルを確保して、たくさん旅行にいってみてください!