薄味がいい!クラフトボスのペットボトルが柔らかい理由について考えてみた!そして意外と低カロリー

クラフトボスとは

サントリー食品インターナショナルが、缶コーヒーのボスシリーズの新たなフラッグシップとして開発したコーヒーです。

25年以上の歴史をもつ缶コーヒー”BOSS”のペットボトル版です。2017年4月4日にクラフトボス・ブラックが新発売され、瞬く間にヒット商品となりました。クラフトボスの新製品発表会では、「缶コーヒーじゃないボスを育てていく」という発言があり、単なるリニューアルではない意気込みを感じさせました。

2017年6月13日には、クラフトボス・ラテが登場しました。このクラフトボス・ラテは、ブラックを上回る販売ペースを見せ、1週間程度で販売停止になることもありました。なんと計画の3倍以上だったそうです。2018年6月19日には、クラフトボス・ブラウンが発売されました。ブッラクの微糖コーヒー版ですが、これも非常に飲みやすいです。

順調にシリーズ化され、クラフトコーヒーの一角を担っています。2017年には1000万ケースを販売し、2018年は当初目標の1500万ケースが、2000万ケースへ上方修正される見込みです。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いですね。

いままでなぜペットボトルコーヒーが少なかったのか。

やはり衛生面の課題だと思います。一般的に缶コーヒーは開封したらすぐ飲み干すことが多いです。また保存食としての一面もあるので、長期保存を想定した場合は未開封で比較的風通しがよいところに置かれるはずです。

一方ペットボトル飲料は、缶に比べて長期保存にも向きませんし、開封後は長時間にわたって飲み続けられ、細菌の繁殖が急速に進みます。牛乳などにもペットボトル飲料がないのはこのためです。コーヒーでも長年この問題がありましたが、ようやく克服されるようになり、クラフトボスという形で世間にも幅広く浸透するようになりました。

筆者も実際によくのみますが、ペットボトルってやっぱり便利です。机の片隅に置いて、少しずつのめるコーヒーの便利さは、一度手にするとやめられなくなります。

ペットボトルについて

クラフトボスのペットボトルについて、前述のようにターゲットはITワーカーです。スタイリッシュなのはもちろんのこと、容器の感触も大切です。

クラフトボスのペットボトルは柔らかいですよね。この柔らかさは、手触りを意識して作られているようです。硬すぎないペットボトルは触っていてもいやになりません。

また、「クラフトボスには温もりも必要」といわれているようです。また柔らかくすることで軽量化や鞄の中で他の荷物と反発することも少なくなります。オフィスで働く人々によく合っているのみものだということがわかりますね。

私もよく購入しますが、長いと丸1日、飲んでいることがあります。アイスでもホットでもさすがにぬるくなりますが、その状態でもやはり結構おいしいものです。

どんな見た目?

缶ではなくペットボトルです。透明なペットボトルを採用しており中身がよく見えます。しかもペットボトルはすらりとスタイリッシュです。

いままでコーヒーはよく飲むけれど缶コーヒーはあまり買わない層が結構いました。特に女性たちに多く、見た目が野暮たかったり、男っぽいなどの理由で缶コーヒーを飲んで来なかったそうです。そんな人たちにも飲んでもらえるようなデザインをクラフトボスは目指しました。”インスタ映え”するデザインにもこだわっています。

また、容器のデザインはIT系のオフィスにもなじむように作られています。職業別缶コーヒー飲用率をみると、ブルーワーカー44%、ホワイトワーカー10%というデータがあります。これまで缶コーヒーは短時間で一気に飲み干すことが多いブルーワーカーには人気があったものの、ホワイトワーカーでの利用者は少ないままでした。ホワイトワーカーには仕事中も含めてゆっくり飲みたいという人が多く、ペットボトル製品の方が向いているのです。実際に、仕事中にちびちびのむのに適したサイズであるといわれています。

このように幅広い層に受け入れられる味と、オフィスでも長く飲み続けられるデザインで、不動の地位を獲得していると思います。

味について

コーヒーとしてはやや薄め、よくいえばすっきりです。サントリー食品の幹部も当初はこれで売れるのかと思ったようです。しかし、予想外の大ヒットとなりました。クラフトボス・ブッラクの少し薄味がコーヒーの苦みが得意でない人たちに受けたようです。またこの薄味は、喫茶店のアイスコーヒに氷が解けて薄まった味にも近いそうです。

ちなみに、味については、クラフトボス・ラテやクラフトボス・ブラウンもブラックと同系統をたどっているように思います。クラフトボス・ラテはあまりミルクの味がせず、甘味もすっきりしてキレやコクがあります。またブラウンも微糖コーヒーでありがら甘さ控えめです。これにはブラック以上に賛否両論あるようですが、どのシリーズも長時間たっても飲みやすいコーヒーを目指しているように感じます。

気になるカロリーは?

ブラック:100mlあたり0kcal

ラテ:100mlあたり31kcal

ブラウン:100mlあたり22kcal

となっています。参考までに他のボスシリーズを少しみてみると、

ボス・レインボーマウンテン:100mlあたり32kcal

ボス・カフェオレ:100mlあたり44kcal

です。ペットボトルの方が缶コーヒーより容量が多くなりますが、缶コーヒーシリーズよりは実は低カロリーなのです。

なぜ愛されるか?

こだわりのデザイン、味が決めてではないかと思います。クラフトボスという名前をみるとわかりますが、クラフトの意味は手作りや手間暇をかけて作ること。このクラフトボスの味を出すため、豆の選定や焙煎方法までかなり細かくこだわりぬいたのがクラフトボス・シリーズなのです。200を超える工程があるといわれています。

また、人気の理由としてよく取り上げられるのが、

・発想があたらしい

・さっぱりしているのにコクがある

・ボスシリーズがすき

などが多いようです。

このように幅広い層に受け入れられる味と、オフィスでも長く飲み続けられるデザインで、不動の地位を獲得していると思います。そして、多くの人が飲んでいるので自分も試しにという風にファンのすそ野も広がりやすいのではと思います。

他社の追随も

クラフトボスのヒットで、他社も続々と別途ボトルコーヒーシリーズを発売しています。UCCによると、過去5年間でペットボトルコーヒーの売り上げは1.5倍に伸びています。実際に、UCCも500mlのペットボトルコーヒーを発売しています。その他にも、タリーズコーヒーやダイドードリンコ、ジョージアがペットボトルコーヒーを発売し、店頭にたくさんのシリーズが並ぶ結果となっています。ボスシリーズも他社に負けていられません。いまのところ、個人的にはクラフトボスがいちばん飲みやすいと感じています。

さいごに

ペットボトルコーヒー市場は、まさに今活性化しています。クラフトボスは、見事に先駆者となり、今では多くのコンビニや自動販売機でクラフトボスの全シリーズをみることができます。他社に駆逐される心配もありますが、ここまでこだわって作られているコーヒーも少ないのではないでしょうか。

すっきりしすぎているがために、薄味すぎるとかあまりおいしくないという意見も確かにあるクラフトボスですが、長時間たっても最初とそれほど変わらない味でのめるのはすごいと思います。これからもボスの人気が根強く続いていくと思いますし、他社製品に簡単に負けるようなことはないと信じています。